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おしゃれな農業と言われるまで
当ページでは、【太陽と野菜の直売所】(東浪見岡本農園)が考えている、農業がおしゃれな職業であると、わたくしたち日本人の若者たちを含め、国民全体で憧れを持てるような職業に成長させるための提言と、その隠された農業の秘密、奥底に潜む農業の魅力について解説してまいります。
農業こそが人命維持の根幹を司る職業だ
令和4年、ロシアのプーチン大統領の狂気から始まったウクライナ侵略戦争がはじまり、資源国ロシアは、敵対する西欧諸国等の天然資源を持たない国々に対し、石油輸出を禁止し、さらにガスパイプラインを遮断させ、トウモロコシ、小麦までを禁輸して現在に至っています。
そもそも「太古の昔からこの地球上にあった有限な資源」をわが物顔で独占して、本来誰のものでもない天然資源を武器化させ、何ら関係のないはずのアフリカ諸国等の貧困層にある人々を飢餓におき困らせています。
【太陽と野菜の直売所】では、第二次世界大戦後の経済成長著しいわが国日本を見ながら、食の根幹であるはずの「農業」を第一次産業だと蔑む傾向にあって、きっといつかは食料自給のできない国として、わが国民の食すら守ることすらできない、経済環境ともに非常にアンバランスな国へと転落すると考えていました。
令和4年10月、習近平政権の3期目が確定し、わが国周辺諸国の安全保障環境だけでなく、食料安全保障の観点からも、わが国は重大な地政学的に不安定な地位におかれ、台湾進攻を「ひとつの中国」として隠そうとせず公言している中国習政権によって、今後間違いなく日本における継続的かつ安定した食料調達は困難になるでしょう。
農業こそが、わが国民の人命維持を司る職業であるという意識を、国民全体の中で共有することから、わが国の食料安全保障が始まるということを、まずは考える必要があります。
農業が「おしゃれ」である理由
農業がおしゃれな職業であることについて、当農園では、実は少しずつ国民全体に浸透し始めているように思っています。
前項でも書いたとおり、食の根幹をなすはずの農業が、著しく蔑まれた理由については「低所得」「長時間労働」「汚い」など、高度経済成長時代の価値観は、わが国社会にとってその反対側にあったものであり、農家自身も「食を担う職業」というプライドは忘れ去られ、いつの日かこの世で最も「低収入のダサい職業」と言われるようにまでなってしまいました。
時代は昭和から平成、令和の時代と流れ、国民の生活スタイルは変わり多様化して、当時を生きた古い価値観を持ったお年寄りたちには、これまであって何ら変哲のないような昭和レトロの風習とともに、日本の忘れ去られた大切なものが、わが国の「農業」にもようやく視線が当たり始め、SDGsなどという西欧諸国の経済的な陰謀めいた制度の開始から、一気に見直される時代になってきています。
それは、持続可能性(サスティナビリティ)という言葉とともにやってきた、循環型社会の実現から農業が強く連想された結果であり、農業土壌の中に「その完成した持続継続的な生態系」が存在しているという点に、実は端を発しているのです!
持続可能性、すなわち「サスティナビリティ=おしゃれな農業」という感じがしませんか?
農業には本当に「おしゃれ」な要素があるのか
【太陽と野菜の直売所】(東浪見岡本農園)では、開業当初から遊休農地や耕作放棄地の解消に向けた取組みを行っており、それは「美しい田園風景の復活」がそのポイントとなっています。
もちろん、持続可能性を大命題とした「完全有機栽培」「土壌微生物の多様化による腐植成分の豊富な土づくり」を目指しており、環境負荷の少ない自然農法とともに、野菜本来の生命力をフルに発揮した「土壌化学に基づいた野菜本来の食味の実現」が目的になっています。
そこで、当農園でこれまでの気づきとしての「みなさまが考えている農業のおしゃれ要素」について列記してみますので、これから農業に携わろうとお考えの方、積極的に農業参入を目指している法人の担当者の方々も、ぜひご覧いただき、「それもおしゃれだ!」とうなずいてみてください。
- そもそも「食料を自分の手で作る」ということ自体がおしゃれである。
- 人類の生命維持の根源となる「食を担う」ことがおしゃれである。
- 持続可能性(サスティナビリティ)は、人類存続のために重要でおしゃれである。
- 自然循環型社会の実現のため、地球環境に優しい農業実現はおしゃれである。
- 最近誰も履かなくなった長靴を終日使う職業はおしゃれである。
- 農家が普段使いしている「軽トラ」を日常で使うことがおしゃれである。
- 土壌化学と野菜の食味価値に関する研究こそがおしゃれである。
- 日々太陽の下で仕事をして汗をかき、それを職業とすること自体がおしゃれである。
- 食料安全保障に寄与するとともに、健康維持にもつながる点がおしゃれである。
- 田園風景の復活と食料自給率をあげることを職業とすることがおしゃれである。
書けばキリがないのですが、当農園が考えている「おしゃれ」とは、以下のような感じですので、ぜひ参考にしてください。
※【太陽と野菜の直売所】(東浪見岡本農園)では、自然循環型の完全有機栽培だけでなく、農園で使う電気は、すべて「太陽光蓄電システム」の運用で賄っており、すべての農地エリアにはソーラーパネルと井戸ポンプを設置していて、停電時であってもすべての電気機器が動作できるようになっています。
※もちろん、有事の際には緊急避難所として活用されおり、プロパンガスボンベの設置とともに、水洗トイレもすべて稼働しています。
- 農地には、動植物だけでなく、頭上には燦然と輝くお天道様がいつも見守ってくれていて、人間本来の営みがここにはあり「おしゃれな心」を涵養することができます。
- 美しい田園風景と山々の姿を見ながらの農作業には、人が人として生かされている時間が悠久にあるようにも思え、人間が本来持つと言われている煩悩すらも流れ去り、真の意味における「おしゃれな自然愛」に触れることができます。
- 農地に流れる野菜たちからの気のエネルギーは、いつも必ず正方向を向いて発せられており、決して負のエネルギーを発散させることはありません。そしてそこから「おしゃれな他人愛」(利他の心)を育むことができます。
- 日々野菜たちの素顔と接していると、農地を管理する者たちが歩く足音の気配を感じて、野菜たちから歓喜の声があがります。そして野菜たちを守り大きく成長させる意識が強く芽生えて、同時に野菜たちから、こちら側にも安心感を与えているという「おしゃれな相互信頼関係」が生まれます。
- 農地には、さまざまな「おしゃれな音」と「おしゃれな自然象形」があり、すべては人間以外の発する音と風景であり、虫の羽音であったり、また鳥のさえずりの声であったりします。「おしゃれな宇宙空間」を毎日汗をかき飛び回り、宇宙の真理との一体感を得ることができます。
そんな「おしゃれな農業」は、わが国では今からが始まりであり、きっと昭和の時代における高度経済成長における近代化、工業化の世の中では気づかなかったことでしょう。
そんな「人間らしくない時代」を経た日本人だからこその、美しく「おしゃれな農業」を、ぜひみなさま自身の手で模索して実現してください。
それが今のわが国の、真の意味における超優良政策なのではないでしょうか?
令和4年10月25日
【太陽と野菜の直売所】(東浪見岡本農園)
農園管理人責任者:岡本 洋